白い手紙  ~ 二つの心~






「?何だ。話があるのならさっさとしろ」




 頭に、へんな猫のような耳が飾って
 
 あって後ろからはしっぽみたいなもの

 がふよふよと動いている。




「おおおおお!!」




 勢いよく夜光の元へ走っていくと

 夜行は構えのポーズをとっている。



「はっ!?」



「も、もふもふだ~~っ!!」



 夜光の耳をふっ、と触ろうとすると
 
 夜行はとっさに私から距離を置いた。