白い手紙  ~ 二つの心~





「でもあそこはっ――――.....!!」





 熊の言いたいことは分かってる。

 妖怪なんかが泉に、人になりたいと

 叶えたとしたら俺はその通り、

 人になるだろう。

 

 
 ただし―――.....。





「大丈夫だ。俺は夜光様だぞ?」





 求めるものの反対に、代償が必要

 とされてしまう。






 ベアに向かって笑顔で微笑んだ。