でも、今は――――...。 「それだけか?俺はもう寝る。お前も さっさと寝ろ」 後姿になって部屋へ戻ろうとする 夜光を抱き止める。 「ごめん...今だけ、少しこのまま...」 声が震えているのが自分でも分かる くらい私は動揺していたんだろう。 今では、夜光君がものたりないくらい 私は欲張りになってた―――...。