白い手紙  ~ 二つの心~





「これは.....っっ!」




「とりあえず家に入って事情を聞きま

しょう」



「あ、ああ。そうだな...」




 いたずらならいいけど...。
 

 

 俺と源田さんの予想は的中していた。

 家の中に入るとなにやら騒がしい。
 
 


「どうして――...どうしてなのぉよお

おおおお!ああああああああっっ!」



 
 悲鳴に似た女性の叫び声が奥から

 聞こえてきて俺と源田さんはすぐに

 駆ける。





「行くぞっっ!」




「わかってますっっ!」





 次に目に入ったのは、






 大勢で囲む中、ごろんと倒れている

“死体”だった。