白い手紙  ~ 二つの心~





「いやいや、もうぜっんぜん子供なんで

すから夜光君は!にんじんは残すし、

ピーマンも牛乳だって!」



「夜光....そうだったのか...」




 ぽん、と肩に手を置かれて

 ほんと今日はげんなりする事が多い。





「おい....空」





「え??うん」





(余計なことべらべら話してたら殺すぞ)

 という目つきで睨んでやった。






「ま、夜光も照れてるんだ。そこらへんは

わかってやってくれ。嬢ちゃん」





「...誰が照れるか」






 はぁ。だめだ。こいつには口では

 勝てない...。