「なんですか。こんな時間まで」




「おぉ。すまねぇ。食事中だったか」





 
 まったく。いったいどこから入って

 来たんだこの人は。





「いえ。あ、よかったら源田さんも食べま

せんか??」




「ああ、俺はいい。食事の最中に邪魔した

な。とりあえずまた明日にでも話せること

だし俺は帰るわ。じゃあな」




「源田さん」





 俺はテーブル席を立つ。




 

「その話、この後でも聞かせてくれませんか?

少しでも情報がほしいので」




「...そうだな。わかった。じゃあそれ

まで俺は外でタバコでも吸ってくる」




 源田さんはうなずいて外へ出て行った。