そのまま、することもなくブランコに座る。
色もはげはげで改装もしていなくて古い音がぎーーっとなるブランコ。
京香が忠告してくれた時にゆっくりと先輩のことを忘れればよかったのかな。
・・・忘れられたのかな。
心がだんだんと冷めていく感じがした。
ぽつぽつと降り出した雨。
ああ、そうだあの場所でもあるんだここは。
私が千尋と一緒に住むことになったきっかけの公園。
ここは、いろんな思い出をためていた。
もう、いいの。
今の私はきっと千尋を見つけても傘を差しだす余裕なんてない。
正常な私の時に千尋を助けられてよかった・・・



