「え・・・、自分の容姿に無自覚なの?」
私は、もう一度尋ねてみた。
それだけ、完ぺきな容姿がそろっているんだったらうぬぼれてみてもいいんじゃないかって思う。
「俺がかっこいいかってこと?」
「・・・そう。」
「だから、かっこよくないって。」
千尋の顔は嘘を言っているようには見えなかった。
「・・・軽く天然なのね。」
「なんか言ったか?」
こんなに無自覚なイケメン見たことなかった。
「なんでもなーい。」
まあ、春樹先輩のほうがかっこいいけど。
私はそう心の中で呟いて自分の部屋に戻ることにした。
「お風呂、先に入ってていいからねー。」
千尋の返事を確認せずに風呂場を後にした。



