とりあえずあたしは教室に戻ることにした。 貴重な休み時間だ。 もっと有意義に活用しなければ、なんて頭良さそうな事を思い浮かべているわけでして。 教室には待っていてくれてる友達がいる。 愛梨、という可愛らしいあたしの親友だ。 急いで教室に帰って愛梨と雑談しよう! 愛梨のマシンガントークは聞いているだけで面白い。 あたしは一応、その阿久津千尋の教科書も持って、教室へ急いだ。