BRIVE~勇気~ 日本一馬鹿な彼氏に要注意!

とぼとぼと、一人で歩き出す私。
さっきまで幸せだったのに…。

『きっと、私の存在も忘れて、総八は可愛い女の子とどこかへ行った。』

なんて、総八の気持ちを踏みにじるようなことばっかり考えてしまう。

結局、総八は帰ってこないまま、うちに着いてしまった。



「ただいまー…。」
「おかえりー姉ちゃん!」

リビングから弟、龍夜の声が聞こえる。
私はリビングに向かった。

「あれ、龍夜1人?」
「チビ2人は母さんと買い物。チョコ作るんだぁーって材料買いに行ったよ。」
「ふーん…。」

と、龍夜に返し、自分の部屋に戻る。



着替えを終え、ふと鞄の中を見る。
総八にあげるはずだったチョコがまだある。
さぁ、このチョコをどうしようか…。
龍夜にあげるにしても、あの子甘いもの嫌いだし…。
ふと、ある人物が思い浮かんだ。
よし、あの人にしよう!
そう考え、私は、出掛ける準備を始めた。