あのあとすぐに、教室を出て、帰り道を歩き出した私たちだったが…
「あ、あの!総八先輩!」
「こ、これ…。」
「貰ってください!」
さっきから、歩いているだけなのに可愛い女の子からのチョコ攻めにあっている。
正確には総八が。
「彼女いるから受け取れない。」
と、言ってしっかりと総八は断ってくれてはいるけど…
女の子たちは負けない!と総八を囲んでいる。
私はそんな中には居れず、円の外に押し出されてしまった。
その様子を見て私は隣にいるのに、彼女だと思われてないんだなぁーって改めて実感。
少しへこんでます。
だんだんと、総八との距離を取るように歩き始めてしまう私。
あー…ダメだなぁー…こんなんじゃ…。
自信持ちなさい!って里香には言われたけど、やっぱり無理だ…。
なんて、考えながら歩いていたせいか、目の前に居たはずの総八の姿がなかった。
「あれ…?総八…?」

