家に帰ってからも、頭に浮かぶのは無愛想な彼だった。 あの態度に、似合わず優しくて… あの透き通るように、綺麗な目が… 私の頭から離れないでいた。 別に好きとか、そんなんじゃないけど… 彼の事を考えていると、胸が張り裂けそうになるぐらい鼓動が早くなっていく。 これを゛恋゛と言うなら、そうなのかもしれない。 私は彼を、初めて見た時から惹かれ始めていたのかもしれない。 苦手だと思っていたのに…