はっきり言って、物忘れが激しくなった。 昔は、こんな頻繁に忘れるなんてなかったのに… 「茜ちん…休憩時間おわるよ!私先に行ってるね」 そう言って春陽ちゃんは、飲みかけのジュースを一気に喉へ流し込み。 空になった缶をゴミ箱に捨て出て行った。 その後を追うように、私も休憩室を後にした。 やがてバイトも終わり、私はとぼとぼと家路についた。 今日は、雑用が多くて足がパンパンにむくみ、棒になったんじゃないかって言うぐらい重かった。