・・・
間もなくして、
隆弘が部屋に入ってきた。
「準備は出来ましたか?」
「・・・ええ」
私の返事にニッコリ笑った隆弘は、
「それでは行きましょうか?」
そう言って、私の手を取ると、
自分の腕に私の手を絡めさせた。
・・・
「・・・何を?」
「理子に杖を頼まれたとか?
私と共に行動するときは、
こうやって杖代わりになります。
屋敷にいる時は、杖で動けばいい」
「・・・」
何も言えず黙りこんだ私に、
隆弘は満足そうな顔をした。
・・・
車に乗り込んだ私たちは、
目的の警察署へ・・・
これから起こる出来事に、
私は生唾を呑み込み、不安をかき消した。
間もなくして、
隆弘が部屋に入ってきた。
「準備は出来ましたか?」
「・・・ええ」
私の返事にニッコリ笑った隆弘は、
「それでは行きましょうか?」
そう言って、私の手を取ると、
自分の腕に私の手を絡めさせた。
・・・
「・・・何を?」
「理子に杖を頼まれたとか?
私と共に行動するときは、
こうやって杖代わりになります。
屋敷にいる時は、杖で動けばいい」
「・・・」
何も言えず黙りこんだ私に、
隆弘は満足そうな顔をした。
・・・
車に乗り込んだ私たちは、
目的の警察署へ・・・
これから起こる出来事に、
私は生唾を呑み込み、不安をかき消した。