突然の言葉に、

驚いた私。

・・・

秀は私を抱きしめ言った。

「言っただろう?

いつもどんな時も一緒だって。

生きるのも、死ぬのも、

琴美と一緒じゃなきゃ、

オレは幸せじゃない。

今から切るぞ・・・

琴美は何色がいい?」


・・・

え、何色?

突然そんな事を言われても・・・

・・・

「赤・青・緑・黄色、どれが好きだ?」



「黄色・・・かな?」


「そうか、じゃあ、オレは緑」


「エ?本当に切るの?」

「当たり前だろ?

もう時間がない・・・」


「・・・うん」