田島くんたちが行ってから、しばらく無言でお好み焼きを食べる。


「食べ終わった?行こうか」


先に食べ終わった大智は私が食べ終わるのを待っていた。

ゴミを捨てて、早足で歩く大智の後を急いで追う。


「ちょっと、大智。待ってよ」


腕を掴んだ。


「ん?」


私を見る大智の目が冷たい。


一瞬ゾクッとした。


「何か怒ってる?」


何か分からないけど、怒ってるように感じた。


「…」


変わらず冷たい目で見る。


「ねえ、大智、どうしたの?」


私は掴んでいた腕を振った。