「田島くん!」


同じ中学で、3年の時に同じクラスだった田島くんだ。


「久しぶりだなー。元気だった?」


「うん、田島くんも元気そうだね。あ!どうぞ、入って、入って」


田島くんとお友だちを中へと誘導する。


「この子、同中?」


その中のチャラそうなお友だちが聞く。


「そうそう」


私はぺこりと頭を下げた。


「かわいいね。俺、岡村っていうんだけど、メアド聞いてもいい?」


軽い…。


「おい!勝手なことするな。行くぞ。悪いな、望月」


田島くんが助けてくれた。


相変わらず優しくて、頼りになる田島くんだった。