別れ道での約束

「俺が行きたい大学はカリキュラムが多くて、課題も多いらしいんだ。俺は夢を叶えるために、それを必死で頑張るつもり。それに学費と家賃を出してもらうから、生活費はバイトして稼ぎたいと思っている」


私は頷きながら聞いていた。

勉強とバイトに忙しいということを言っている。


「つまりさ、離れたら、まず会うのは難しいし、メールや電話もそんなに出来ないと思うんだ。そうすると寂しい思いや辛い思いをさせてしまうかもしれない」


大智は真剣に話してくれる。

私も真剣に聞く。


「そういう思いに耐えられなくて、別れることになるかもしれない。でも、俺は咲良とずっと繋がっていたいんだ」