でも、大好きな優しい目は変わらない。


大智は私と咲良を交互に見る。


「咲良の子?」


「うん」


「この子、いくつ?」


智咲の目の高さに合わせてしゃがみ、智咲の顔をまじまじと見ていた。


「来月の終わりに4歳になるの」


ゆっくり歩いて、大智と智咲の前に立った。


智咲は予定日よりも1ヶ月早く産まれてしまって、未熟児だった。


小さい智咲を見て、小さく産んでしまったことを私は何度も謝った。


でも、小さく生まれたことなんて関係ないかのように、元気にすくすくと育ってくれた。

子供の成長って、すごいと思う。