第三者から見た意見が聞きたい。
誰かに頼りたい。


「さっき…、彼を見たんです。彼は…」


大智が他の人と寄り添って歩いていたことを見て、衝撃を受けたことを話した。


絵美さんは私が話し終わるまで、何も言わないでただ聞いてくれた。


「あたしは大智の何だろう？」


また涙が出そうになって、両手で顔を覆った。


「咲良ちゃん、辛いかもしれないけど、確認してみようよ。明日、彼に会って来たら？会うつもりだったのでしょ？」


会って、話して確かめなければいけない。


分かっているけど、怖い…。