部屋に入って、ベッドにうつ伏せになって、泣いた。


さっき見たばかりの光景が目に焼き付いて、離れない。


私の大好きな優しい目が他の人を愛おしそうに見るなんて、信じられない。


私以外の人と寄り添って歩くなんて信じられない。


大智の気持ちが分からない。


私と別れたから他の人と付き合っているの?


そんなはずはない。


だって、私たちは約束したのだから。


また愛すること、将来結婚することを約束した。


間違いなく誓ったのだから。


でも、さっき見た2人は恋人同士に見えた。