「咲良の肌、すべすべしていて気持ちいいな」

大智が耳元で囁く。


「恥ずかしいこと言わな…キャー!」


大智が突然力を入れたから、前触れもなく落ちた…。


ザッブーン!


「もう!大智、いきなりはやめてよね」


「アハハ~。ごめん、ごめん。」


ごめんを連発するけど、顔は全然反省なんかしてない。

でも、無邪気に笑う大智の笑顔が好きだから、怒れなくなる。


「咲良、今日うちに来いよ」


「あ、うん…」


プールから出たのは3時。
まだ時間は早いけど、大智は勉強するのかなと思っていた。


「今日はずっと咲良と一緒にいたいから。付き合ってから一年経つしね」