学校に来て必ずすること。朝練をしている彼とその日の空を見ること。
……あ、目があった。
私が手を振ると振り返してくれる私の大好きな人。
認めたくないけど、片思い。
彼は、宮本吉章。2000年7月14日生まれの10歳。
私は、市村円佳。2000年8月14日生まれの10歳。
私達の通ってる学校は1学年1クラスで全校生徒208人。
だからクラスが離れるとかそんな心配はしなくていい。
あっ。吉章たちが帰ってきた。
「吉章、おはよ」
「あ、市村。おはよう」
この挨拶も日課の一つ。私が楽しみにしていることの1つ。
こうして1日が始まる。
キーンコーン…
「きょーつけ、れーい」
全ての授業の終わりを告げる鐘が鳴った後、日直の号令を合図にクラスのみんなが騒ぎ出す。
私もその中の一人だったりするわけで…
「市村!南!お前らもう少し静かにできないのか!?」
あーあ。また先生に怒られちゃった。
『できまーす』
私と南は声をそろえて先生に向かって心にもないことを叫ぶ。
『あっ!ハモった!』
「市村!南!」
『ごめんなさーい!!!』
南っていうのは私の大親友。
南優香。2000年5月8日生まれの10歳。
最も大事にしている女友達だ。
こんな感じで一日が始まり、終わっていく。
こんな毎日が、私はとても好きだった。そして、ずっと続くと思っていた…
……あ、目があった。
私が手を振ると振り返してくれる私の大好きな人。
認めたくないけど、片思い。
彼は、宮本吉章。2000年7月14日生まれの10歳。
私は、市村円佳。2000年8月14日生まれの10歳。
私達の通ってる学校は1学年1クラスで全校生徒208人。
だからクラスが離れるとかそんな心配はしなくていい。
あっ。吉章たちが帰ってきた。
「吉章、おはよ」
「あ、市村。おはよう」
この挨拶も日課の一つ。私が楽しみにしていることの1つ。
こうして1日が始まる。
キーンコーン…
「きょーつけ、れーい」
全ての授業の終わりを告げる鐘が鳴った後、日直の号令を合図にクラスのみんなが騒ぎ出す。
私もその中の一人だったりするわけで…
「市村!南!お前らもう少し静かにできないのか!?」
あーあ。また先生に怒られちゃった。
『できまーす』
私と南は声をそろえて先生に向かって心にもないことを叫ぶ。
『あっ!ハモった!』
「市村!南!」
『ごめんなさーい!!!』
南っていうのは私の大親友。
南優香。2000年5月8日生まれの10歳。
最も大事にしている女友達だ。
こんな感じで一日が始まり、終わっていく。
こんな毎日が、私はとても好きだった。そして、ずっと続くと思っていた…
