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クズ?
負け組?
恥?

最近の接し方である程度は分かっていたものの、俺の想像をはるかに超えた言葉を母親は並べたてた。


そんな母親を相手がなだめようとするが、余程今まで我慢していたのか…

それでも母親は自分の子供に対する言葉とは思えない様な事を、激しく口にし続けた。



失くす事には、もういい加減慣れていた。

それでも…
母親を失う事は、子供にとって最も辛い事だ。


俺はその日以来、大学に入学して自宅を出る時まで母親と一言も言葉を交わさなかった。

しかしそれは、母親だけではなかった…



父親はキャリア官僚で帰宅時間も遅く、午前になる事は日常的にあった。

その為、朝少し顔を合わせる程度で、元々会話をする事自体殆ど無かった…


自分の出世の事で頭が一杯で、家族の事などには無関心だった。

家族でありながら入院中一度も様子を見に来る事はなかったし、留年する事に対しても無反応だった。


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