我が家は2階建の1戸建で、1階にリビングとダイニングがあり、2階が各々の個室になっていた。
たまたま俺の部屋はちょうどリビングの真上にあり、床に耳を当てると1階での会話が鮮明に聞き取れた。
母親は世話好きなのか自分の能力を誇示したいのか分からないが、町内の役職から市内のボランティア団体の役員まで、様々な事に関わっていた。
その為、昼間は結構色々な人達が自宅を訪れていた。
不登校だった時や、早く下校してきた時は悪趣味だと思いつつも、床に耳を当てリビングでの会話を盗み聞きしていた。
どんな人との会話にも、父親と兄の事は自慢気に話していたが、俺の話が出る事は一度もなかった。
そんなある日――
暇潰しに床に寝転がり1階の会話を聞いていると、普通では考えられない言葉が聞こえてきた…
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