その時になって、俺は諦めて認めた…
ここでも裏切られた事に――
県大会でベスト4に入りたいからと言われ、必死で練習メニューを考え全員のレベルアップを目指した…
もっと上手くなろうと、自分の時間を削って自主練習もしてきた。
一体何だったんだ!!
部員達の言う事を信じ、その期待に必死で応えようしてきた結果がこれだと分かった時は、落胆とかそんな言葉では言い表せない絶望感に押し潰されそうだった。
俺は信じる事の虚しさと、信じた自分の愚かさに後悔しながら部室の扉を閉めた…
その瞬間――
学校で大切にしていた物を全て失い、登校する事が無意味になった。
そして俺は翌日から3学期が終わる迄、不登校になった。
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