「祐司だから言うんだけど、もうずっと智香に連絡がつかないんだ。

メールが届かないというより、電話自体が繋がらない。

父親と揉めていたし、ひょっとしたら携帯電話自体を取り上げられたんじゃないかと思うんだ。

祐司は智香の隣のクラスだし、様子を見てきてくれないか?」


「そう…なのか?
分かった、様子を見てきてやるよ」

祐司は快諾してくれて、俺は祐司の調査報告を待つ事にした。


「ところで大樹は、いつから復学するんだ?」

「本当はもう大丈夫なんだが、中途半端に戻っても期末試験も受けられないし、3学期からの予定だ。

それがどうかしたのか?」


「いや別に…
聞いてみただけだよ」

「何だよそれ」



信じられるものは、自分自身の目で見たものだけだ。

他人の言葉に真実はない…


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