「で、なんか言ってた?」 「記憶が無くていろんな人に迷惑かけた って言ってました。 あ…でも最近記憶を思い出しそうになる とも言ってました。」 「そうか………。 倒れる前咳してなかった?」 「前は苦くなったら薬飲んでましたけど 最近は薬が無くなったのか、 椅子で休んでました。 倒れる前も苦しそうだったかも。」 「そうか。ありがとう」 ちょうど病院についたらしく、 救急車から降りた。 ひとつの部屋に、架鈴は、入っていった その部屋には、 『相澤 架鈴 様 専用部屋』 と、書いてあった。