「悪かった。」 沈黙を破ったのは、翔太だった。 「え?」 「俺が、もう少し早く行けば、あんなことされなかった。」 「怒らないの?」 あたしはずっと思ったことを言った。 「何でだ?無理矢理だろ?なのに怒るほど小さくねぇよ。」 あたしは、翔太の言葉に涙が出てきた。 「ありがとう。」 そう、あたしは、言い寝るからと、病室を出てもらった。 翔太が、出たのを確認したら、紙とペンを用意した。