部屋を案内してもらい、荷物を置くとお嬢様が中にやって来た。 「瑠璃、お主あのえせ紳士に何もされてはおらぬか?」 「は?」 「あ奴は気をつけろ。隙あらば手を出す」 まぁ、フェロモンみたいな顔してるものね。 「私は婚約者が居るから相手にされんが……な?」 な?と言われましても。 というより執事お嬢様の恋とはいかないか。 現実はこんなものだよね。妄想しすきだな。