「先輩、ゴメンなさい…」 「ハハハッ…まぁ、いいけどな」 この間、一緒にいた時と同じ笑顔だ…!! 久しぶりに見た、私の大好きな先輩の笑顔だった。 何だか先輩との距離が、ちょっとだけ近くなった気がした。 今日、…たった1日会えただけなのに。 「さー、そろそろ帰ろうかぁ」 みんなが先輩が淹れてくれた、お茶を飲んで言った。 「あ、奈月は、ちょっとゆっくりしていきなよ?」 え、えぇー!? いいのかなぁ…。