その日から、中条さんは校内の人気者になった。 知らない人はいないし 校内の新聞部は、この記事を大きく取り上げていた。 そりゃ、可愛いしね。 納得だ。 「奈月ー購買行く?」 「うん!行くよ」 「私も行っていい?」 友理奈と行こうとしたとき…誰かに呼び止められた。 「中条さん」 「いいかしら?」 言葉使いまでもが、お上品です。 お人形さんだなぁ。