そこから、いそいで朝ごはんを食べて。 いそいで出発した。 ガラガラとキャリーバッグを引きずり、目が開いてない状態で歩く。 「奈月ちゃん、寝不足?」 伊吹くんが私に歩幅を合わせて歩いてくれる。 ハハハ やっぱり優しいんだよね。 「そうなんだよー。友理奈としゃべってたから」 「眠そー」 ヤバい… 早く電車に乗ってねた…