ドメスティック・エマージェンシー

急に行ったら驚くだろうか。
まさか、追い出されやしないだろう。

期待と不安を握り締める。
木々で多い繁る山に近い町を歩いていく。

ここはなにも変わっちゃいない。
祖母も変わっていないだろう、有馬はどうしているのだろう。
受験勉強に励んでいるとか言っていたはずだ。

不安を誤魔化すように色んなことを考える。

だからか、いつの間にか着いていた。
変わらない和風の家、盆栽が置いてある庭を前にして私は佇んだ。