「……寝たいの~」



私はうるうると目を潤ませ美怜ちゃんを見上げる



「そっ…そんな…目をしても…」



美怜ちゃんはどもり始める



「美怜ちゃん……」



「うっ……」



私は知っている


美怜ちゃんみたいに私に構ってくれる人は大抵

私のお願いに弱いのだ



「で…でも…今日は…鈴ちゃんから授業に出させるようにお願いされてるから」



「ゔ……」



……鈴めぇ

美怜ちゃんにまで手を回したか