猫が思うこと

「本当にごめんなさい!!」



今、憤然としている鈴の前で土下座しています…


いや…真面目な話、鈴に見捨てられると生きてけないからね…


あ~神様、仏様、私の味方になってください!!



「……お姉ちゃんは、恋を知らないでしょ」


え……?


顔をあげると呆れたような目で私を見つめる鈴


…もう怒ってないのかな?



「キスをする相手は誰よりも特別じゃないといけないの」


「特別…ですか……」


恐る恐る発言してみる



「そう。お姉ちゃんが好きな人、皆にキスが出来る訳じゃないの」


「…といいますと?」



「……お姉ちゃんには言葉で説明しても時間がかかるから」


鈴はそう言うと鞄をゴソゴソ漁る


そこから取り出したものは