アタシは見てしまった。




「何よ、反抗期?」

っと美代子ちゃんは首を傾げていた。




だけど、あたしはたまらなく

嬉しかった。



一花は一星とは釣り合わない。


“兄妹だから”



その事を当たり前に思う

美代子ちゃんだからこそ

今の言葉が出たんだろうけど………。




「奈々、先に部屋入ってて。」


「え?あ、うん………。 」



重い沈黙を破ったのは一星だった。


「オレンジジュースでいい?」


「うん、大丈夫。」


コクっと頷くと

階段を上がり一星の部屋へと入った。