アタシは見てしまった。





「うわぁ……………。

泣きましたってオーラ全開。」


玄関を出るとニッコリした光汰がいた。


「うるさいなー。

だから今日休ん……」


「とりあえず遊びに行かない?」


光汰はあたしの言葉を遮り

手を引っ張った。


「どこ行くのー?

てか光汰学校はー?」


光汰はバッと振り向き

ひょろっとした顔を見せた。


「え?サボり。」



その言葉でもういいやと思い

光汰に引っ張られるがまま

ついていった。










今日はもうパッと

遊んで一星の事を一瞬でも

忘れたかったから。