アタシは見てしまった。





「今日は帰るか。」


「え?でも…まだ………………」


授業が残ってると言い終わる直前に

一星があたしのカバンを見せつけた。



「もうとっくに終わってる。」


「え…………………?」


って事は………


「一星ずっと待っててくれたの?」


「一緒に帰るためにな。」


そう意地を張って言う一星の耳は

すごく真っ赤で照れていた。




「ありがとう、一星。」


ニッと笑うとゆっくりベッドから出た。


「よし、帰るか。」


「うん。」







あたしが返事をすると一星は








まるで当たり前かのように




手を繋ぎ歩き出した……………………。