アタシは見てしまった。




それから一星とあたしで

文化祭についてステージか教室かを

多数決で選んだりしたところで

チャイムが鳴った。





昼休みになるとあたしは

急いで第2資料室へと向かった。


「失礼しまーす。」


ノックもして中に入ったのに

まだ誰も居なかった。



第2資料室なんて全然使ってないのに

何でわざわざこの場所に呼んだの?

とも思ったけど

あまり深く考えずに足を踏み入れた。
















「…………いっ!」



足を踏み入れたと同時に

髪の毛を後ろから

物凄い力で掴まれているのがわかった。