アタシは見てしまった。




「一星があたしのこと

好きだったらいいのになー。」


「そんな無茶な。

大体さー、そんな

中途半端な気持ちなら

もう諦めれば?」



いつものズケズケとくる

光汰の言葉にあたしは笑った。



「それが出来ればいいんだけどなー」


「んじゃ、

最低なままでいいじゃん」


ケータイをイジりながら

光汰は鼻で笑った。


「うん。そうする。

光汰も最低だしね。」


「何言ってんの。

むしろオレは紳士でしょ。」


当然のようにいう光汰に

軽く叩いた。


「どこが!?

今何人の女と付き合ってんのよ」


「んー?今は5人だけだよ?

だって女の子って可愛いからさ。

あ、奈々は別だけど。」


「ん。」



あたしと光汰は

お互いが異性として見てないから

成り立っている。



きっとずっとそんな関係。