アタシは見てしまった。





少し言葉を詰まらせながら話した。


「いや、えっと……

ただぼっーとしてただけなんで………。

……勘違いさせてすみません。」




そういうと彼女はみるみる

顔が真っ赤になっていった。



「まじ?あたし超恥ずかしいじゃん!」


顔を押さえながら


あたしを見る。



リボンの色が同じだから

学年は一緒の筈なのに初めて見た…。




「あっと!文化祭始まっちゃうよ!


あたしハルカ!今日体育館でダンスやるから

良かったら見に来てよ!



えっと…何ちゃんだっけ?」





「奈々。」




「うん、奈々ちゃん!


じゃぁね。」




慌ただしく来て慌ただしく去っていった。