アタシは見てしまった。








(…っい!一星!)


真っ黒な景色の中であたしが

一星を呼んでる。



あたしは必死に呼ぶけど


一星は全く気づかないんだ………………。




それでも気づいて欲しくて

あたしは大声で呼ぶの。



そしたら一星は悲しそうにこっちを見つめて

視線を外して戻ってくる。



一星が最初から見てたのは………………











「なっ!奈々!」




うるさい声で目をゆっくり開けると

真上には真っ白な壁で包まれていた。