声の主は紅ずきんでした 紅ずきんはお祖母さんの反応が遅いので窓を覗きました 「どうしたの、紅ずきんや。早く入りなさい」 お祖母さんに化けた狼は優しく言いました 「うん」 紅ずきんはそう言うと扉を開け、部屋の中に入りました 「どうしたんだい、紅ずきん」 「お母さんにこれを持って行くよう言われたの。机に置いておくね」 紅ずきんは荷物を机に置きました