お母さんにはその言葉は聞こえていませんでした すでにお母さんの意識はこの世にないからです 紅ずきんはお母さんの首をグラグラになるまで深く切りつけていました 崩れていくお母さんの体を見ながら、紅ずきんは笑っていました そしてすでに死んでいるお母さんの体に向かって、 何度も何度も、何度も何度も刺しました 傷だらけになったお母さんの体を愛おしそうに 原形をとどめないくらいに