ある日お母さんは言いました 「ねぇ紅ずきん。ちょっとお祖母ちゃんにこれを持って行ってくれない?」 「私が?」 紅ずきんは首を傾げました 紅ずきんはあまり山の中を歩くのが好きではありませんでした 「えぇ。よろしくね。晩ごはんは紅ずきんの好きなシチューを作るから」 お母さんは紅ずきんの頭を撫でると、お祖母ちゃんへの荷物を持たせました 紅ずきんは快く頷き、お祖母ちゃんの家へ向かいました