?「……………す…………りす」 「誰?誰なの?」 ?「………あ……りす……」 「私の名前を呼ぶのは誰なの?」 白い空間の中、ありすの名前を呼ぶ声だけが木霊する。 そこが夢の中だと理解するのに、 然程、時間が掛かることではなかった。 ありすの視界に映るのは、ただただ広く白い空間。 そこに、人が居ないことは確実。 しかし、聞こえてくるのです。 ありすを呼ぶ声が………