「あの………そういえば、聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」 ありすがおずおずと手をあげた。 いつの間にか雑談を始めていた五人。 教室に行きませんか?と発言した晃でさえも、 ゲラゲラ笑いながら僚と話しをしている。 累は聖と何やら難しいことを討論している。 教室には行かないのか? 授業には出ないのか? そして、一番の疑問点であるスートとは何なのか? ありすはそれが気になって仕方がなかった。