「晃くん」 晃「ん?何?」 「私ね、答えが出たよ」 晃「答え?」 「うん。告白の答え」 ありすがそう言うと、晃は一瞬目を見開き、次には真剣な表情に変わった。 ありすの答えを待っているのでしょう。 ドキドキと鳴る、ありすの心臓。 (静まれ。私の心臓……) ありすは自分の胸に手を当てると、目を瞑った。