ありすは流れでイエスと言ってしまったが、何を言われたのか直ぐには理解出来ていなかった。 目の前の男、晃が自分に言った言葉。 サラッと流すような言い方に、ありすは一度本当に聞き流してしまった。 そして、二度目の告白に漸く晃の言った言葉の意味を理解することが出来たのです。 ありすはだんだんと自分の顔が赤くなっていくのを感じました。 (晃くんが、私のことを好き……?冗談……っはなさそうだよね) 晃の真剣な表情。 その顔に晃が冗談で言っているわけではないと分かったのです。